猫さんの脱走防止策。

暑くなってきて、そろそろ窓を開けて風を入れる日も多くなってきたのではないでしょうか。
「脱走防止なんてしなくても、うちのコはお外にでませんから」
「窓は開けてるけど網戸にしてるから大丈夫~!」

なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし!
うちのコを過信してはいけません。
1番多いのは、ご家族の足元をスルリとすり抜けての脱走です。
興味があって出ていく、というパターンもあるとは思いますが、たまたまドアや窓が開いているタイミングでビックリすることがありパニックになって、ものすごいチカラで突破してしまう、ということもあり得るんです。

そして意外にも多い網戸越しの脱走
網戸は古くなっていると下の端っこや横から剥がれて来たり破れてきたりします。
そこにものすごいチカラが加わって破れて(破って)脱走
というケースや、網戸ごと外したり開けたりして脱走するということがあります。
網戸にしていても安心なのではないのです。

ここでは、実際に保護猫カフェで譲渡担当もしていた、たにざわが実際にやっている対策とおススメなどを書いてみたいと思います。
最後にはお得情報もありますので、ちょっと長いですが最後まで読んでみてくださいね。
猫さんの脱走防止について、いろいろな記事がありますので、ぜひいろいろ調べて見てみて自分のお家にあった対策をしてくださいね。

◆玄関の対策

たにざわ家には玄関からダイニングまで廊下や扉などがありません。
そこで自作することにしました。
賃貸なので、お部屋には傷をつけないように…。
片側に天井まである高い棚を設置、逆サイドには2×4材をおいて、扉部分はプラダンで軽いです。
扉部分は上までふさぐと圧迫感がすごそうだったのと重さの関係で、中途半端な長さですが、猫さんは足をかけるところがないので、のぼることは出来ませんが、でも念には念を、本当は全部ふさぐ方が望ましいです!

そして足元付近にフック型の鍵がかけられるようになっています。
毎日部屋側から扉を開けようとしていますが、施錠した状態で猫さんに突破されたことはありません。
以前暮らしていた部屋は、ワイヤーネットで観音開きにしていました。

こちらは全方位、どこもスキマがないです。
玄関に腰の高さのペットゲートを設置されている方もいらっしゃいますね。
確かに何もないよりは絶対にいいです。
でも、腰くらいの高さは猫さん余裕で飛び越えられてしまいます
わずかな段差を利用したり、壁を利用してジャンプしたり、ヒトの身長くらいは超えてしまうくらい猫さんの身体能力は本当にすごいのです。
その点も考慮して、しっかりとした対策をしたいですね。

◆窓の対策

最初にも書いたように、網戸を突破する猫さんの脱走、とっても多いです。
たにざわ家はベランダに出る窓は風を入れたり換気にも利用するので、下から上まであるワイヤーネットを設置しています。
このネットの設置の仕方はいろいろとあると思うのですが、うちはワイヤーネットより大きく窓を開けることはしません。
窓のサッシ部分に差し込むようにして設置しています。
網戸との間に差し込むパターンもあるのですが、その場合、こちらから大きなチカラがかかったときに、網戸ごと外れる危険があるので、これで落ち着いてます。

ベランダに出ないのであれば固定してしまった方が安心です。

猫さんは、顔が通れば全身通ると言われていますが、それはもう個猫差で。
鼻先が入れば、グイグイ押して引戸などを開けてしまうコもいます。
そう考えたら、ほんの2cmくらいでも危険、ということになりますね。
網戸については、今は破れにくい網戸などが売られていますし、網戸ロックなどもすぐに手に入りますので、ぜひそういうモノもあわせて検討してください。
猫さん、網戸のぼったりしますからね。
爪でビリビリ!なんてことがあっては大変です。

そして網戸だけでなくぜひ開けている窓もロックしてください。
うちのコは引き戸や、様々な扉(冷蔵庫の1番下の段とか!)を開けるコがいるので特に注意が必要なのですが、そういう場合だけでなく必要なんです。
それはどんなときか。
大きな地震があった場合です。(特に横揺れ)
万が一窓が開いてしまったら…?
猫さんがパニックになって出て行ってしまうかもしれません。
「これくらい大丈夫でしょ」とは思わずに、対策をたてましょう。

たにざわ家には出窓があるのですが、出窓は猫さんたちの休憩スポットです。
滅多に窓はあけないのですが、こちらもワイヤーネットを設置しています。
こちらはサッシに差し込むのではなく、突っ張り棒で立てています。

◆ベランダの対策

猫さんをベランダに出してお散歩させている方もいるかもしれません。
たにざわ家も病院や災害などで外に出なくてはならなくなったときのために、ハーネスをつけてトレーニングをしています。
2階以上に住むみなさまに知っておいていただきたいこと、それは。
「フライングキャットシンドローム」です。
原因はまだわかっていませんが、猫さんが高層階から急に飛び降りてしまう症候群です。
猫さんは身体能力は高いですが万能ではありません。
バランスを崩したり何かの要因で落下すれば、2階程度の高さでも命にかかわることもあります。
ベランダをお散歩させている方がいらしたら、ベランダ全体に脱走・落下防止策をするようにしましょう。
もしくは、たにざわ家のように家族が見守ってハーネスをつけて安全にお散歩を行いましょう。

いかがでしたでしょうか、ぜひ今一度ご自身のお家の環境を確認してみてください。
実際、脱走防止扉などを自作するのが難しいなぁ…自分の作ったものだとちょっと不安だなぁ…というときは是非プロに相談してください!

埼玉県蕨市にある株式会社第一住宅の社長さんは、キャットシッターでもある優しくまじめな女性で、最近ではメディアにも引っ張りだこです。
たにざわとは、たまたま同時期に猫さんのことを勉強した縁で
知り合ったとき彼女はキャットシッターになるべく修行中で、わたしは、ただ猫と暮らすためのお勉強中でした。

対応可能エリアは埼玉県南部と東京23区、他エリアは要相談とのこと。
「キャットシッターりあんのブログを見たよ」と伝えていただくと、にゃんと割引してくれるそうです!
この機会に是非プロに相談してみるのはいかがでしょうか。

最後に。
実際に実家の猫ナナちゃんが脱走したときに、個人ブログにわたしが書いたことをコチラにリンクしておきます。
一瞬の気のゆるみで一生後悔することになる。
「うちのコは大丈夫」なんて決して過信しないで、常に見直しをしてみてくださいね。