感謝の小夜時雨。

出会いもあれば、別れもある。
頭では分かってはいるけれど、そう簡単に心はついていかないものです。
わたしがシッターという仕事をするようになった当初から、幾度となく一緒にお留守番をしてくれた、きゃらちゃん。
きゃらちゃんが、お空の猫神様の元に旅立たれました。
上の写真は初めてお世話に伺った日の写真。
初めてなのにおっぴろげちゃう大物きゃらちゃん。

おしゃべり上手で、ちょっと女王様気質で、食いしん坊さんで。
日向ぼっこが大好きで、戸建のお家のときはよくサンルームで日向ぼっこもされていて。
マンションにお引越ししてからも日当たりの良いリビングでノビ~っと伸びてました。

猫神様のところにむかったのは22歳。
ひよっこシッターにお留守番はお手の物!な先輩ニャンは、たくさんいろいろなことを教えてくれました。
翡翠のようなグリーンのお目目が本当にキレイで、年々透明度が増していった気がします。

カメラがお嫌いで、シッター泣かせの一面もあったけれど。
(カメラを向けるとスッと顔をそむけます)
繁忙期の忙しい時間のなか、きゃらちゃんの横に座っておしゃべりしながらマッサージをする時間は、癒し時間でした。
一緒に窓の外を眺めたりもしたね。

まだお皿にごはんが残っているのに「もっとおいしいアレ出して」とお食事処でアピールしたり。
「ここでお湯飲みたい」と伝えてくれたり。
だいぶ前だけど肛門腺破裂しちゃって緊急搬送!なんてこともあったよね。

昨日会いに行ったとき、一生懸命に体を起こして反応してくれたね。
今日会いに行ったときは、本当に穏やかな顔で、ただただ眠っているだけなのじゃないかな?って思ってしまうほどだったよ。

今まで撮影したきゃらちゃんの写真を見返していたら、ほとんどの写真が転がっている写真で、笑ってしまいました。
ご家族以外でも、あニャたが生きた時間を忘れないニンゲンがここに居ること、覚えていてね。

猫神様にご報告が終わったら、また会いに来てね。
待ってるからね。
きゃらちゃん、本当に、本当にありがとう。

きゃらちゃんのママさんも、ご連絡をくださって、ありがとうございました。
お別れの時間をいただけたこと、心より感謝いたします。
きゃらちゃんのご冥福をお祈りいたします。