猫と防災

9月は防災月間ですね。
1923年9月1日に発生した「関東大震災」が由来で9月1日が「防災の日」なんだそうです。
猫と防災について、いろいろな記事や書籍がありますよね。
ここでは、実際にわたし、たにざわが備えているものやオススメなどを書いてみたいと思います。
それぞれ家庭の環境や猫さんの性格なども違うので、いろいろな情報を得て、ぜひ自分のお家にあった対策をしてくださいね。

たにざわ家は人間2人、猫3にゃん。
人と共用で使えるものや、スキマに入りそうなモノはヒト用の防災カバンの中に入れています。
では、実際どのようなモノが入っているでしょうか。

上の写真は猫たちの防災グッズの一部です。
●ごはん
7日分程度、ドライ・ウェット(パウチの方がかさばらず、ゴミも捨てやすい)・嗜好性の高いオヤツもあるとGOOD!
災害時など慣れない環境になった場合に、ごはんを食べられなくなる可能性があります
そのため、オヤツなどをトッピングして食べてもらえるように工夫します。
ウェットフードは、水分補給にもなるので、食べてもらいたいところです。
災害時はヒト用の支援物資は早く出回っても、猫さん用の物資がすぐに手に入るとは限りませんので、最低限5日分程度でもそろえておいて欲しいです。
たにざわ家はローリングストックをしていて、ドライフードは小袋で購入し、鮮度を大事にしています。
●お水
ヒトと共用で良いですが、軟水を用意しましょう。
こちらも最低5日分はほしいです。
持ち運びやスペースの便利さからも、2リットルのペットボトルよりも500ミリリットルのペットボトルの方がいいかな、と思っています。
●ごはん&お水用の器
たにざわ家はおりたためるシリコン製の食器を3にゃん分用意しています。
いざというときは、紙パックの底部分や、ペットボトルをカッターなどで切って(怪我をしないようにフチは保護が必要)お皿の代わりにすることも出来ます。

●トイレ関連
簡易トイレと猫砂を準備していますが、平時たにざわ家は鉱物系の砂を使っていて、それを持ち運ぶのは重すぎて現実的ではないため、以前使用していた木くずの砂をストックしています。
簡易トイレを準備しておくに越したことはないですが、こちらも、段ボールなどをポリ袋で覆ってトイレの代わりにしたり、お外の砂や新聞紙などを猫砂の代わりにするなど、代替策はあります。
ペットシーツも10枚くらいは入れています。
排泄物の処理に抜群に良いのが「うんちが臭わない袋」です。
様々なサイズがあって、箱で売られていることも多いですが、たにざわ家は持ち運びの観点から、箱ではなく袋入りの物を準備しています。

ちょっと小さめのSSサイズですが、サイズ的には下の写真をご参照。
猫さんの排泄物をマメに捨てるには良いサイズです。
ペットシーツとこちらの袋は、断水時のヒトのトイレにも活躍できるアイテムなので、おススメです!

●キャリーバッグ
避難する際に絶対に必要なキャリーバッグ。
頑丈なものがいいです。
たにざわ家はリュック型キャリーの大小2サイズがあり、大サイズにはコロコロ引っ張れるカートが付属でついています。
ヒト用の防災グッズもリュックにもできるし、カートにもなるタイプのものを用意していて、とにかく持ち運ぶことを前提に選んでいます。

●ポータブルケージ
実際にどのような避難生活になるかはわからないので、念には念を、ポータブルケージも2つ準備してあります。
普段からひとつは部屋に設置して慣れてもらっています。
たにざわ家にはポータブルケージのほかに小さいですが2段ケージも持っています。
これは、万が一誰かが他のコにうつしてしまう感染症になってしまって治療が必要な場合や、お外で運命的に出会ってしまったコがいた場合、保護して隔離しておくために、置いているものです。
普段使用することはないです。

●ハーネス、首輪、迷子札、マイクロチップ
万が一はぐれてしまったときに重要になる迷子札やマイクロチップ。
たにざわ家は首輪&迷子札です。
でも1番安心なのはマイクロチップ&迷子札だとは思います。
やんちゃなキジ白兄弟は、お互いにガジガジして迷子札をかじってしまうので、キジ白兄弟は、首輪の内側に連絡先を布で縫い付けてあります。
うちのコの首輪はわたしの手作りなので、作りながらあれやこれや工夫してます。
ハーネスはたまに練習をしています。
お天気の良い日にレジャーシートを敷いてベランダ探索してみたりも。

●自動給餌器
もし、猫さんを自宅に残して人だけ避難所に行かなくてはならないなどの場合に活躍してくれるのが自動給餌器です。
外出先で被災して自宅に戻れない、というときにも重宝されるかと思います。
オススメは、電源アダプター&電池両方で動くタイプのものです。
なぜかというと、停電の可能性があるから、です。
電池だけだと途中で切れてしまったら…と不安ですし、両方で動くなら絶対そっちがオススメです。
最近は種類も豊富でカメラがついていたり、外出先からアプリで操作できるものもあります。

たにざわ家のは古い2種類のものしかないのですが、まだ自動給餌器の種類もそんなに多くない頃に買った時間になると出てくるタイプの自動給餌器は先代猫りあんが、手を突っ込んで取り出そうと必死でした。笑
災害時に急に使用すると、猫さんも警戒してしまうので、普段からちょっとながめのお留守番のときに使ってみるとか、曜日を決めて使ってみるとか、慣れておいてもらうことが重要です。

大事な家族の猫さんを守れるのは「自分」だけです。
まずは自分自身の身をしっかり守って、冷静に行動しましょう。
災害が起きた時にどうすべきかを「想像」して、動いてみるのがオススメ。
実際に防災グッズと猫さんを持って避難所まで歩いてみるなど、やってみると意外と困難なものです。
自分が住んでいる自治体のハザードマップのチェックや、猫さんを受け入れてもらえる避難所のチェックも忘れずに!

その他にも準備しておいた方がいいものとしては、持病があるならお薬や、猫さんの写真などもあります。
2018年に書籍化された、猫びよりさんの防災BOOK、とても分かりやすいので、ぜひ読んでみてください。
たにざわ家は3にゃんの写真入りキャットカルテを作っています。

そして、キャットシッターりあんの会員さまには、キャットシッターりあんの連絡先の入った「レスキューカード*」をお渡ししています
できることには限りがありますが、ご家族になにかあった場合、猫さんたちが困らないようにサポートさせていただくつもりで、お渡ししているものです。

*レスキューカードとは外出先でご家族自身がケガや病気などで. 家に帰れなくなってしまった場合や緊急時など自宅にペットが居ることを知らせてくれるカードです。

大事な家族を守るために、しっかりと備えておきましょうね。

個人的には、感染症なども怖いので、副反応が強いコやシニア猫さんで無理、というコ以外は3種ワクチンの接種と、ノミダニの駆虫薬も準備しておいた方が良いと思っています。
それと、ヒト用のテントも取り入れようかと検討中です。

最後に、キャットシッターりあんのエリア内(プラス@)自治体の災害対策は下記もご確認くださいね。
江戸川区はコチラ。
江東区はコチラ。
墨田区はコチラ。
葛飾区はコチラ。
千葉県市川市はコチラ。
千葉県浦安市はコチラ。

BLOG

前の記事

動物愛護週間