同行避難と同伴避難。

今日9月1日は防災の日ですね。
昨年、猫と防災という記事を書いているので、防災についてはそちらも参考にしてください

昨年書きそびれた「同行避難」と「同伴避難」の違いについて今年は書きますね。

環境省のガイドライン全文はコチラ。
ご家族向けの抜粋文はコチラ。

お布団の中で避難訓練中?

同行避難

環境省や各自治体がだいたい推奨しているのが、この「同行避難」
読んで字のごとく、お尻尾家族と避難所まで「同行」することです。
あくまで自宅から同行して避難するということであって、避難所で一緒に過ごせるわけではありません

同伴避難

文字や響きが似ているので混同されてしまいがちな「同伴避難」
こちらは、避難所まで一緒に行って、そのあとも避難所で一緒に過ごせる、ということが
よく言われていますが、環境省のガイドラインでは「被災者が避難所でペットを飼養管理すること(状態)を指す」とあり、また、「飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するのではなく、ペットの飼養環境は避難所等によって異なることに留意が必要である」とあります。
この解釈が自治体や避難する側の家族によってまちまちなのが現状で、問題の起きやすい点だと思います。
わたしも勘違いしていました。
自治体によっては「同伴避難できます」として、一緒のスペースで過ごせることを公表しているところもあり、余計混乱するのだと思います。
必ず、ご自身の住んでいる地域の自治体に事前に問い合わせて確認しておきましょう!
猫さんのストレスを考えると実際避難するときにも問い合わせられるのであれば、まずは問い合わせてから避難、がいいと思います。
避難所に行ってみたら、事前に聞いていたことと違った、ということもあり得ます。
それは災害の規模などでも臨機応変に対応していかなくてはならないでしょうし仕方のないことですので、避難する側もしっかりと対策を練っておきましょう。(問合せ先などがすぐに分かるようにしておくなど良いですね)

ハードキャリーの中で休憩~

避難所で一緒に過ごせるかどうかは、各自治体、避難所に一任されている、というのが現状です。
実際、キャットシッターりあんの所在地の江戸川区はどうなのか江戸川保健所生活衛生課動物管理係に確認してみました
いつも感じることですが、電話で対応してくれたヒトによって言うことが違うので、念のため2回確認したまとめです。(対応してくれた2人の方の回答であって、他のヒトなら、また違う回答もあるかもしれません…)

◆ペット用のスペース(建物)を用意し、お世話は家族が行う
◆災害によって対応は異なる(地震なのか、水害なのかなど)
◆現段階では、どの施設も一緒に過ごすことは困難であると思っている
◆キャリーバッグにいれた状態でペット用スペースにいてもらう*
◆猫についてはリサーチをしているが、同行避難が困難なのではないかとも思っている**

*キャリーバッグに入れたまま、ということについて少し突っ込んで確認しました。
キャリーバッグはあくまで移動するためのもので、トイレも出来ないし、お水やごはんを置くスペースなども厳しいですよね。
「ポータブルケージを持ち込んでスペースを確保してもよいか」確認したところ、それは問題ない、との回答
でもこれは、あくまで災害時ではない「いま、その人」の回答であるということを肝に銘じておかねばなりません。
やはり実際避難するときに、避難所に確認をとるのがよさそうです。
**猫の同行避難は困難ではないか、との話。
ぶっちゃけ、え?じゃぁ避難するなってこと?となりました。
おっしゃりたいことも分かるのですが、そこをどうしていくかを改善していかないと!と思った次第。

自分で閉めれるにゃ。でもロックはお願いするにゃ。

一緒に過ごすことができるのが1番ありがたいですが、アレルギーをもっている方が同じ避難所にいるかもしれませんし、お尻尾族が苦手な方もいらっしゃるでしょう。
たくさん避難所があるのであれば、お尻尾家族がいる家庭がいる避難所と、そうでない避難所を分けて設置してくれるのがいいですね。
一緒に過ごす避難所を設置してくれる自治体もあり、江戸川区もそうなってくれるとよいなぁ…と切に思います。

同行避難をストレスなく行えるようにするための取り組み。

たにざわ家では災害時に備えてストレスなく外出できるようにトレーニング中です。
まずはハーネスに慣れてもらうことから始めて。

ハーネス似合う?

災害時は使えないかもしれないけど、通院などに使えるので新たにバギーを導入。
バギーに慣れてもらうために、おうちの中でバギー散歩をしたり。
ハーネスつけてベランダをお散歩したり、ポータブルケージに慣れてもらったり。

バギー大好き♪

日頃からできる備えがあること、知ってもらえたらうれしいです。

これまでの災害では車中泊、なんてことも多くあったみたいですが、車のないたにざわ家は、やっぱりテントを用意しておくのがよいかな、と再度考え直しているところです。(去年も同じこと言ってますけど)

ポータブルケージもお気に入り♪

最後に、キャットシッターりあんのエリア内(プラス@)自治体の災害対策は下記をご確認くださいね。
江戸川区はコチラ。
江東区はコチラ。
墨田区はコチラ。
葛飾区はコチラ。
千葉県市川市はコチラ。
千葉県浦安市はコチラ。